標準治療って何?

治療はどのように決めるのか

  1. この治療を受けると、一番患者さんのためになると、多くの専門医が考える「最良・最善な」治療法が標準治療と呼ばれています。
  2. 標準治療は実際の使用を考えた試験成績をもとに、専門家の集まりである学会で検討し選んでいます。

これまで、より効果があり副作用の少ない治療法を見出すために、「がんを完全に取り除き消失させることができるか」、「がんの進行をどれだけ長く抑えることができるか」、そして、「どれくらい安全なのか」、などを目安として、実際の使用を考えた試験が数多く行われてきました。

そして、多くの試験から得られた成果を集め証拠としてまとめ(一般的に「エビデンス」と呼ばれています)、このエビデンスが妥当なものかどうかを、専門家たちの集まりである学会で検討し、今、一番患者さんのためになる治療法として選ばれた治療法、それが標準治療です。

標準治療は、今考えられる「最良・最善な」治療法であり、決して「標準的・平均的な」治療法のことではありません。

種類や進行度別の「標準治療」

  1. 標準治療は外科・薬物・放射線療法などを組み合わせ、がんの種類・進行度に合わせて決められています。
  2. よりよい治療法を見出す努力が、今でも世界中で、続けられています。

標準治療は、外科・薬物・放射線療法などを組み合わせ、がんの種類だけでなくがんの進行度に合わせて一つ一つ決められたもので、すべてのがんに対して有効な標準治療が一つ決められているわけではありません。

がんは多種多様です。胃にできるがん、肺にできるがん、血液のがんといった種類の他にがんの進行度によって大きさも異なります。それぞれの状態に合わせて、手術で取り除いたり、薬や放射線で消失させたりと様々な方法があります。

頭の中にできたがんの治療法のように、非常に扱いが難しい器官にできるがんに関しては、慎重な治療が必要なため、標準治療の検討がなかなか進まなかったものもありますが、がん治療全体としては新しい外科・薬物・放射線療法が検討されるとともに、さらによりよい標準治療を見出す努力が、今でも世界中で続けられています

標準治療について知るには

  1. 標準治療はがんの種類によっては治療ガイドライン(治療指針)として出されているので、内容を知ることができます。
  2. がんの治療を進めていくためにも、標準治療について知ることは、とても大切なことです。

がんの種類、進行度に合わせて標準治療は選ばれてきました。そこで、がんの種類によっては治療ガイドライン(治療指針)が作成されており、標準治療の内容を知ることができます

そして、標準治療をよく理解し、自分が受けている治療が適切なものかどうか、一番よい治療法は何かを主治医と話し合ってみましょう。きっと最良・最善な治療が見つかるはずです。

自分に合ったがんの治療を進めていくためにも、標準治療について知ることは、とても大切なことです

ガイドラインのあるがん
  • 頭頸部がん
  • 口腔がん
  • 甲状腺腫瘍
  • 肺がん
  • 乳がん※
  • 食道がん
  • 消化管間質腫瘍(GIST)
  • 胃がん※
  • 肝がん
  • 胆道がん
  • 膵がん
  • 大腸がん※
  • 腎がん
  • 膀胱がん
  • 前立腺がん
  • 精巣腫瘍
  • 卵巣がん※
  • 子宮体がん※
  • 子宮頸がん※
  • 皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)
  • 軟部腫瘍
  • 小児がん
  • 小児白血病・リンパ腫

※一般用あり

関連リンク

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